HDDの寿命と壊れる確率

ハードディスクの寿命についてご説明します。
ハードディスクといっても機械のひとつですので、他の電気機械などと一緒に寿命があることを知っておきましょう。

蛍光灯の寿命のように光が暗くなったり、光が点滅したり、最終的には光がつかなくなるように、
ハードディスクの寿命もそのような感じで進行していきます。

寿命が縮まってくると、頻繁にファイルの読み取りエラーが発生したり、ファイル自体を読み込まなくなったり、
最終的にはOSが起動しなくなってパソコン自体を操作することすらできなくなります。
このようなエラーが発生してきたら「ハードディスクの寿命」を感じ取ってください。

そして、速やかにトラブルを事前に防ぐ方法を講じたり、バックアップや大事なデータを他のハードディスクに移動させたりしてください。


ハードディスクの寿命

そこで、ハードディスクの寿命についてですが、実は明確に決めることはできません。
なぜなら、メーカーによっても機器は異なりますし、使用頻度や使用環境、状況などによって大きく寿命が異なってくることを知っておきましょう。

しかも、最近の説によると、室内温度はさほどハードディスクの寿命には
影響が無いなどといった話も出てくるほどなので、答えがあるわけではありません。

しかし、一般的な状況で寿命を考えることは可能です。
通常の家庭環境で使用される場合は、ハードディスクの寿命は5年程度は大丈夫だということが平均を見ても分かっております。
もちろん、使用状況によっては1年足らずで寿命を全うするケースもあります。

尚、家庭環境でも一般的にハードディスクの寿命を縮める原因となっていることとして、
夏場の室内の高温が影響しているとのことです。
最近のハードディスクは性能もあがったことで高回転しているので発熱が多く、クラッシュする可能性も高まっています。

ちなみに、ハードディスクの故障を予測ソフトがあるのです。
ハードディスク内部のさまざま信号を定期的に診断することで故障予測を立てるソフトのことをS.M.A.R.T.といいます。